この情報を知ったのは、Yahooニュースの技術のトピックで見かけたから。
ITmediaNEWSのものでした。
千葉大学ホームページ
https://www.chiba-u.ac.jp/others/topics/info/20210907Uchuu.html
国立天文台ホームページ
https://www.nao.ac.jp/news/science/2021/20210910-cfca.html
国立天文台 天文シミュレーションプロジェクト
https://www.cfca.nao.ac.jp/pr/20210910
私自身、宇宙とか天文とかは全く専門ではないのですが、記事を読んでいてやろうとしていることの凄さは感じます。
内容としては、2.1兆個の粒子(暗黒物質)に働く重力計算を行うことで、模擬宇宙の構造を描き出したというものになります。
結果として、その規模は一辺が96億光年になっているとのことです。
全体のデータの容量が3ペタバイト(3PB)ということで、尋常じゃない情報量になっています。
ちなみに、ペタ(バイト)とはキロ、メガ、ギガ、テラの次の接頭語になります。
その中でも100テラバイト分のシミュレーションデータも公開されているということです。
Youtubeにも動画があるので、リンクを貼っておきたいと思います。
最初から46秒くらいまでは、宇宙の様子を時系列で追いかけたもの、それ以降は現在の宇宙を角度(位置)を変えてみたものになっているようです。
実際の観測と、こういったシミュレーションによる俯瞰的なものの見方と、両方が重要でそれらが複雑に絡み合いながら、更にわかることも増えていくのでしょう。
まだまだ世の中にはわからないことがたくさんありますね。
千葉大のプレスリリース(9/10付)も公開されているので、興味のある方はそちらも読むともう少し内容が入ってくるかと思います。
クオークとかバリオンとかダークマターとか、言葉としてはなんとなく聞いたことがあるようなものがそもそも何なのか、さらにハローとか銀河とかブラックホールとかについて、冒頭で端的にまとめてくれています。
この状況をシミュレーションするのに用いられたのは国立天文台のスーパーコンピューター「アテルイⅡ」で、CPUは40,200もあるようです。
壮大なスケールですね!
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