元記事はこちら。
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230206-OYT1T50132/
Yahoo!ニュースはこちら。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f57bef81fd695649499e0615f2cf1a2bad91d95d
教員不足に対する施策がどんどん出てきていますが‥
記事の概要
文科省が2025年度から、4年生大学でも最短2年間で2種免許を取得できるような教職課程を新設する方針を固めたそうです。
2種免許を導入することで学生の負担を軽減し、免許取得を目指せる態勢を整えたいということです。
25年度からの新設に向けて、来年度に課程認定基準などを改正し、希望する大学から申請を受け付ける方針のようです。
この施策は、昨年12月から中央教育審議会の答申にあったようです。
読者の反応
とにかく働き方改革の本丸ではなく、脇だけを固めようとする姿勢に各先生方が反応しています。
また、Yahoo!ニュースのコメントでも下記のものがありました。
”ここ最近は教育がないがしろにされる感が半端ない。ポスドク問題に基礎研究の軽視、そしていくら教員不足とはいえ、教職課程すら緩くするとは、ここまで来てしまったのかと思う。教職課程を緩くする以前に、サービス残業や休日出勤、部活担当などでブラック化し、学生に敬遠される教員の勤務環境や待遇を改善しないと、いくら最短2年取得にしてもなり手は増えないと思う。”
”フィンランドでは、大学院卒が必須。身分的、社会的地位は医者と同等である。より知識や経験が必要とされる教師を職業にする人が取得する「教員免許」現在でも、体育的な功績をもって教員免許なしで採用されている枠もあるが、学習期間を短くして免許を乱発して教員数の確保に充てるってのは「そこじゃない」感が強い。 問題はハードルの高さではなく、労働環境、待遇などなんじゃないの?これ以上、教員の質を下げてどうするつもりだ?”
https://news.yahoo.co.jp/articles/f57bef81fd695649499e0615f2cf1a2bad91d95d/comments
よっぽど読者のほうが危機感をもっているように思います。
おわりに
既に沖縄県では担任教師が不在で年度途中にもかかわらず児童生徒を再振り分けしていた事例が複数みつかり、話題になったのがつい2週間ほど前のことでした。
また、首都である東京都では教員免許を取得していない方でも試験を受験し、2年以内に教員免許を取得すればいいという制度も紹介しました。
また、現役の大学生に対しては、大学3年生時から教員採用試験を受験することができるよぅにもなるようです。
教員の労働環境を改善しない(できない?)まま、小手先の対策ばかりが先行してしまっている昨今の教育行政。
今後、日本の公教育はどこに向かって進んでいくのでしょうか。
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