4月から先生になる皆さんへ

働き方

今働いている職場でも、研修係として、新しく赴任してきた先生が困らないように、いろいろと気を遣っています。

教員転職マン
教員転職マン

来年に向けて、もう少し写真(スクショ)付きのマニュアルを増やそうと密かに計画しています。

さて、実は最近「教員0年目サークル」というものに加入しました。

今までも、教員志望の教え子の小論文添削をしたり、模擬面接をしたり、いろいろやってきたわけですが、いきなり現場に放り込まれてわけがわからないまま擦り減っていく先生方を見ていてどうにかならないか、という思いからです。

実は昨日もこの教員0年目サークルのおしゃべり会に参加し、今日は運営者(篠田咲月さん)のプロローグトークをBGM代わりに作業をしていました。

で、いくつか話題になったことを自分なりにまとめておこうと思います。

あと、チャットで上がっていた質問について、私なりの見解(こういうのもあったよ程度で)を書き連ねておきます(主に東京の公立中目線)。

Zoom会の概要

最初の内容は、3月最終週のドタバタ感と、4月入ってすぐのやることの多さについて。

突然広大な草原にほぼ何ももたないまま放り出される感じとでも言えば良いのでしょうか。

特に小学校の担任になると、いきなりやることが多かったり、自由度が高すぎたり、なにかと戸惑うことは多いと思います。

人間、何事も予期せぬことが起こるといいパフォーマンスを発揮できないと思うので、こういう情報提供って大切だと思うのです。

これ以外にもこの時期の過ごし方や教育書についてなど、テーマの選び方、話される内容がどれもいい感じでした。

スライドもわかりやすく、仕事ができる人というのが伝わってきます。

何よりも話者(今日は運営者の篠田咲月さん)の人柄が親しみやすくていいと思っています。

あったら便利な先生の持ち物

はんこやスタンプ

ありがちなのは「よくできました」「がんばったね」「みました」などのスタンプ。

どうしても高校入試があって、内申点などの成績とか提出物の期限に敏感になる中学校以上であれば「検印」は必要なのではないでしょうか。

提出遅れによる減点などを把握しやすくする観点で考えると、日付入りのものがあると便利かもしれません。
(以下のTwitterのリンクからAmazonのページへ飛んでそのまま購入することができるようになっていますのでよければご利用ください)

他に安いものもあるかもしれませんが、安心のシャチハタ製です。

教員転職マン
教員転職マン

自分はこれを「緑色インク」で愛用しています

替えのインクもありますし、一通り揃っています(返信を上記ツイートにつけてあります)。

履き物編

くつは履きやすいものがいいと思います。

自分はスニーカー、体育館シューズ、スリッパ、いろいろと試しました。

現在は土足OKの学校なので、黒のスニーカーで過ごしています。

今日のZoom会でも話題になりましたが、くつはメチャクチャすり減ります。

自分もこの間、靴に穴が空いたので廃棄しました。

保護者対応(面談等)や、説明会等のフォーマルなときは革靴に履き替えることができるように、職場に1足常備しています。

着るもの(服装)編

公立のときは、最初の1学期は様子見でスーツを着ていました。

教員転職マン
教員転職マン

ベテランの先生で毎日スーツという方もいましたが少数派でした

初任者研修など、教育委員会が関係するような場ではスーツに着替えていました。

夏休みになって、生徒もオフになってから、自分も私服デビューをして記憶があります。

いずれにしても学校にスーツは1着は置いておきましょう。

その他、ジャージ運動着のようなものもあると便利でしょう。

体育会の全体練習とかで着替えることはありますよ。

銀行口座編

今日の話の中で、東京都の公立中の食費の引き落としはゆうちょという話が出てきました。

自分が初任者だった学校もゆうちょから給食費が引き落としされていました。

その勤務校では、給食(容器に分けられているも)を登録する端末が2台置いてあって、各自が必要な日だけ申し込みをするというもの。

ご家庭の事情によって、火曜日と金曜日だけは給食、それ以外は弁当持参というように組み合わせていたご家庭もありました。

また、生徒のアレルギー対応のこともあるので、各自が事前にAメニューかBメニューかを献立表をみながら事前に選んで登録します。

そして登録した回数に応じて銀行口座から引き落とされるというシステムでした。

一応、ずっとAメニューだけとか、Bメニューだけとかを選んでいけば、月全体で栄養バランスは取れているという話でした。

教員転職マン
教員転職マン

育ち盛りの中学生と同じメニューを食べ続けると体重増加は必至です

話を聞くルール

どうやって話を聞かせるのか、そのルールづくりも大切です。

小学校であれば、話の聞き方(姿勢)や最後まで聞いてから発言するなどのルールづくりでしょうか。

あとは、喋り方の抑揚のつけかたとかも考えたり、悩んだりすることもあると思います。

基本的なことは中学以上でも同じです。

自分の同僚でも、アフター5に落語を聞きに行って、楽しみながら喋り方の勉強をしている先生が結構な数いらっしゃいます。

年度初めの時間割について

時間割作成に携わったことがある立場からすると、最初の時間割って結構ばたばたしています。

講師の先生が何曜日にしか来られないから、この授業をここでやって、とか。

体育館が使えるのはこの日だからとか、理科室の分担を考えるとここでやって欲しいとか。

最初の2週間くらいで試運転して、不都合があったら時間割の入れ替えをすることもあります。

中学校だと、年度初めのこの時期は、臨時の時間割を作って学年通信に掲載していたこともありました。

学級開きやアイスブレイクについて

自分がやりやすいもの、年齢的にできそうなもの、大切にしたいものにつなげる話と関連させやすいものなどがオススメでしょうか。

中1担当のときは、それなりに時間をかけてやっていました。

今後、黄金の3日間の話もあるので、また出てくるのではないでしょうか。

わからないときにどうすればいい(誰にきけばいい)か

これ、メチャクチャいい質問だな、と個人的に思っていました。

これがわかれば、学校の組織がわかってきたということになるからです。

これは学年で話し合って片付ける案件、これは進路学習部にからめて相談する案件、これは事務室にいって確認する内容、など。

この割り振りを確認するためには、まずは身近な話やすい先輩に聞くのがいいのではないでしょうか。

今日のZoom会でも篠田咲月さんが言っていた感じです。

最初の1年目は甘え上手だといいのではないかと個人的には思います。

教員転職マン
教員転職マン

甘え下手な自分は指導教官の先生が相談しやすかったのが救いでした

電話対応について

電話には出る、というのは大切だと思います。

あまりにも出なさすぎると、そこは職員室で周りの目もあるので、「近くにいるのにとっていない」と思われてしまうこともあります。

自分の場合は、これが結構難しくて、集中すると周りの音が良くも悪くも聞こえなくなるタイプで苦労しました。

取り方は篠田咲月さんも言っていましたが「○○中学校(の△△)です」で大丈夫です。

自分の名前まで名乗ったほうが基本的にはベターです。

地域の実情に応じて名前は名乗らないように、というような場合もあるかもしれません。

最初のうちは、相手の要件を聞いて誰につなげればいいのかわからない場合も多いので、電話対応を苦手にする人は少なくないかもしれません。

手帳について

自分もいろいろ変遷したので書いておきます。

最初は自分で作っていました。

ExcelでA5サイズのルーズリーフに印刷していました。

A5サイズなのは、常に持ち歩くことができるサイズだからです。

市販のものを使わなかった理由は、自分なりに考えをまとめる欄が欲しくて、物足りなさを感じてしまったから。

「生徒」「分掌」「授業」「部活」とか欄を分けてメモを取りたかったんですよね。

教員転職マン
教員転職マン

自分が使いやすいものを自分で作っちゃえ!

という感じです。

経験年数が進んでいくと、メモしておきたいことが減ってきて、年度初めとか年明けすぐに業者からもらう手帳(スクールノート)を使うようになりました。

最近はそれすら使っていません。

プリントの裏紙を束ねたものに、その日やらなければいけないことを列挙しておいて、終わったら消す、くらいしかしていません。

保護者連絡について

どうしてもネガティブな話をご連絡する機会は多いと思います。

かつて、自分が働いていた学校では、毎日のように日替わりで良かった点を連絡しまくっていた同僚もいましたが、全員ができるわけではないので同じ学年になった先生方はちょっと大変そうでした。

校種やトラブルの大小によってその頻度は変わってくるかもしれません。

私自身も、ここ最近3日に1回保護者に連絡をするということをしていてことがありました。

(チャット欄でもありましたが)保護者が精神的に安定してきて信頼関係もでき、結果トラブルやクレームが減るということはあります。

このあたりは、保護者会で自分の伝えたいことを伝えられたかとか、信頼関係ができているか、とか、個々の状況があるので一概には言えません。

ただ、1つだけ(これも全てにあてはまるわけではありませんが)。

子どもの状況にもよりますが、子ども同士のトラブルは、担任の口から直接保護者に伝えたほうがいい場合が少なく有りません。

子どもというフィルターを通してしまうと、子どもが情報をうまく伝えられなかったり、自分に不利な内容とか、言い出しにくい内容を言わないまま保護者に伝えてしまうケースが往々にしてあります

事実は伝えつつ、課題を整理しつつ、将来に向けた展望(期待感)を述べ、最後がポジティブな感じで話をまとめて電話を切ることができればいいかもしれませんね。

あるいは、保護者と話をしていくなかで「実は家でもそうなんですよね~」みたいになって大人どうしで共感しあうこともあるかもしれません。

教員転職マン
教員転職マン

保護者と共感することができれば対立関係になることは少ないはずです

授業準備や教材研究について

個人的には、する暇はないよ、と思っています。

自分でプリントを作ったり、板書を考えたりすることは時間がかかります。

1回やってみて、2回目に反省点を修正したプリントを作って、それをベースに毎回修正しながら授業をしていく。

教員0年生にとっては衝撃的だったかもしれませんが、今日のZoom回で篠田咲月さんが言ってくれたことは本当だと思っています。

教科書はかなり早いペースでやっていかないと終わらない

どうしても教育実習では授業を練りに練ってということができたので、授業のイメージが強いと思うんです。

しかし、自分も実際現場に出てから

教員転職マン
教員転職マン

(初任時)授業って教員の仕事の何割くらいなんですか?

先輩教員
先輩教員

3割くらいだねぇ

というやりとりをしたことがあります。

衝撃でした。

おわりに

語りたかったことがあったので、勢いでブログ記事にしてしまいました。

どうするのかはわかりませんが、備忘録まで。

今は教員0年目サークルというものに関わっていますが、これは毎年のあるあるだと思うので、ネットの海に放っておこうと思います。

タイトルとURLをコピーしました