国立環境研究所のページへのリンク(暗号化通信非対応)
英文はこちらのEnvironmental Research のLettersにて(暗号化通信対応)。
私自身、この内容は別の報道で知りました。
検証内容とかその方法とかについて、一気に興味を持ちました。
ざっくり大切そうな部分を国立環境研究所のページから引用させていただくと(PVというのは屋根上太陽光発電のこと)
本研究では、日本の9つの都市(東京都区部、札幌市、仙台市、郡山市、新潟市、川崎市、京都市、岡山市、広島市)において、屋根面積の70%にPVを敷設し、市内の乗用車をEVに変え、都市では特に稼働率の低い車(EV)を蓄電池(40kWhの50%の容量)として用いることで、都市の53-95%の電力需要を賄うことができることが分かりました。また、車と電力消費からのCO2排出の54-95%の削減につながります。
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20210114/20210114.html
ということになります。
エネルギー問題は、今後どうにかして人類が解決していかなければならない問題です。
水素を使ったエネルギーについても話題になりますが、そもそも水素を作るのにそれ以上のエネルギー(や二酸化炭素放出)を伴っていたら元も子もない。
じゃあ、一発逆転の原子力にかけるしかないのか。
しかし地震大国の日本でそれが安全にできるのか。
そんな議論もされてきたと思います。
結局の所、どこからかタダでエネルギーが降ってこなければ、無理なんです。
じゃあ、やっぱり太陽光発電になるのか。
しかし、太陽光発電は発電効率がそこまで高くないし、天気にも左右されるというデメリットも。
十年以上前から議論はされていますが、そうはいっても当時に比べれば発電効率は上がってきたようにも感じます。
あと、もう一つ電気の問題といえば、なかなか溜めておけないことや、送電でもロスが発生することでしょうか(前者はそれでも改善したという話も聞きますが)。
こういう問題を同時に解決する1つの案になっているような気もします。
自動車(EV)を各家庭の蓄電池として使用しているわけですから。
その日発電した電気を、そのまま使用する。
足りない部分の電気については、発電所からのもので賄う。
なかなか理に適っていると感じます。
まだ提言の段階(?)なのかもしれませんが、なかなかおもしろいと思います。
個人的には、実現の可能性も低くはないのではないかと感じています。
あとは、政治の出番なんでしょうか。
世界規模で環境に貢献するために、発想を取り入れて法整備や補助金などの制度設計をしていくというような。
(世の中そんなには甘くないのかも知れませんが)
今回は、エネルギー問題について気になったコンセプトをご紹介しました。
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