学校

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【全国学力調査 成績低下の真相:報道と現場のギャップを読み解く】

2025年7月31日、文部科学省が公表した全国学力・学習状況調査(いわゆる全国学力テスト)の「経年変化分析調査」において、小学6年生・中学3年生ともに複数教科でスコアが顕著に低下していることが明らかになりました。小6国語は489.9点、算数...
働き方

朝ごはんも小学校で 住民が市長に訴えて実現 想定超の児童利用(7/27付毎日新聞記事)

ついにここまで来てしまったか。まず、元記事はこちら。概要としては、始業前の小学校で、週に2回、児童に朝食を無償提供することになったとのこと。場所は大阪府泉佐野市。今後13校に取り組みを広げる予定、とのことだが、果たして‥以下では記事を引用し...
保護者

教員による指導行為に無罪判決:教育的懲戒の限界と社会的インパクトを考える

2025年7月11日、広島地裁福山支部は、ある小学校教諭(37歳)の行為について「懲戒権の範囲内であり、暴行罪は成立しない」として無罪判決を言い渡しました。本件は、教育的指導をめぐる体罰と正当行為の境界線を問う重要な判例となりました。以下で...
学校

教員採用試験の「教職専門」廃止 志願者減に歯止め、茨城(7/23付共同通信記事)

元記事はこちら他にもNHKのNEWS WEBから「茨城県教委 来年の教員選考 筆記試験を一部廃止へ」という記事も今回は教員採用試験の実施時期ではなく、試験内容の変更ということで、また一段階教育崩壊の足音が近づいてきたというお話です。教職教養...
働き方

熊本と千葉の教育崩壊が現実味を帯びてきてしまったのか?

執筆時点では2024年の7/14です。本日は2つのツイートを紹介します。千葉県教育委員会教職員課のツイートこちらを引用したものになります。実際、他所で「一次試験が終わったばかりなのに、このタイミングでこのツイートが出てくるのはどういうことな...
働き方

教員採用試験合格の半数以上が採用辞退 鳥取県(6/28NHK NEWS WEBより)

元記事はこちら教員採用試験の倍率低下については叫ばれて久しいです。今回、報道があったのは、採用試験とその倍率についてではなく、その先、採用や内定につながるところのお話についてです。衝撃的なのは、採用試験で合格を出しても、半数以上に採用辞退さ...
学校

中3「クラス分け」やり直しで臨時休校、『クラス分けやり直し』さらに発表を延期から考察

2024年度が始まって日本の教育現場を揺るがした報道として記憶されることになるのではないでしょうか。そもそも、最初の報道は以下のようなものでした。他にも多数の報道があると思いますが、手っ取り早く2回の報道記事を見つけることができたメディア媒...
働き方

「欠員埋められない」教職員の欠員3000人超が未配置 解消目処は8人のみ(12/25付TBS記事)

元記事はこちら教員不足、採用倍率の低下、大学生の非常勤講師化、採用試験の早期化、教員採用試験の二次募集など、この1年間は話題に事欠くことはありませんでした。先日報道されたのが、今回取り上げる欠員3000人未配置の問題です。不利益を被るのは子...
学校

英検、31年ぶりに級を新設 準2級と2級の間 25年度から導入(9/29付毎日新聞記事)

元記事はこちらこちら、Yahoo!ニュースでも取り上げられていて、コメントが多数ついています。的を射たものもありますので後半で紹介していきたいと思います。さて、日本英語検定協会が9/29に「準2級」と「2級」の間に級を新設するという発表をし...
学校

文科省、不登校高校生に遠隔授業 単位の半数近くを自宅で取得可能(8/24付共同通信記事)

元記事はこちらさて、記事の概要をざっくりとご紹介すると、36単位を上限として、自宅で遠隔授業を受けて単位取得することを認める方針を決めたとのことです。この36単位というのは、卒業に必要な単位数(74単位)の半分近いものになります。更にいうと...