執筆時点では2024年の7/14です。
本日は2つのツイートを紹介します。
千葉県教育委員会教職員課のツイート
こちらを引用したものになります。
実際、他所で「一次試験が終わったばかりなのに、このタイミングでこのツイートが出てくるのはどういうことなのだろうか」というものも見かけました。
幼稚園や高校免許がある場合、隣接校種を利用してとか、臨時免許を発行するのだろうかという予想も一定数されています。
また、中には経験者と思われる方の引用リツイートも複数ありました。
また、部活動の対応や、長期休暇期間を含む月の給与が満額支給ではなかったり、下手をすると無休(特に8月)という情報も寄せられています。
なお、勤務時間や待遇の詳細の記述がないことも批判の的となってしまっています。
もちろん、140字という文字数制限もあるからという観点もあるとは思いますが‥
熊本市立学校教員採用選考試験 第一次選考試験合格者及び第一次選考試験免除者数の一覧表
こちらも同じ方のツイートをご紹介します。
実態はかなり厳しそうです。
もともと厳しくなっていた小学校教諭ですが、一般枠の一次試験は150名の受験で144名が合格、一次試験の倍率は1.04166‥となっています。
こちら、数字上のマジックを使うなら、もう2名不合格にすると、150/142=1.056338‥≒1.1倍ということもできたのでしょうが、そうはしなかった(ならなかった?できなかった?)ようです。
都内では過熱気味の中学受験の倍率もたいてい小数第一位までなので、こういうテクニックを使っている学校も一定数ありそうです。
他にも、中学校の倍率ものきなみ1.0~1.1倍となっています。
英語が1.3倍、他の自治体でも比較的高くなりがちな保健体育ですら1.4倍という倍率になってしまっています。
前回の記事でも鳥取県の惨状についてご紹介してきました。
さて、本当に抜本的な対策を始めないと、どんどん厳しくなってしまうのではないかと感じております。
まとめ
私もある時期に3年連続で教育実習生を担当したことがあります。
もちろん、幸運にも意欲ある実習生ばかりに巡り会えたので、大変ではありますが、やりがいもありますしやってよかったとも思っています。
その一方で、様々な苦労をして教員免許を取得している現実があります。
こんな引用のされ方もありますが、正直なところこのような状況にまで落ちてしまっているのが日本の公教育の現状(2024年7月時点)ということなのかもしれません。
早急に、抜本的な対策が打ち出されないと、日本全体が沈みそうですし、私立学校が充実している地域とそうでない地域も含め、教育の二極化もますます進行するだけでなく、更に拡大してしまいそうです。
感染症の影響で、私学のフットワークの軽さに魅力を感じているご家庭も増えてきてしまっているようにも思います。
この国の公教育が沈まないように、ぜひ、対策をお願いしたいところです。