元記事はこちら。
https://news.ntv.co.jp/category/society/3343801865bc47778719c0f1ade2080e
Yahoo!ニュースの記事はこちら。
切り出しは東海大学菅生高等学校で、野球部の監督が部員に体罰を行ったとされる問題から始まっています。
昨年は熊本県の学校での問題もありましたし、各種ツールやプラットフォームも整備されているので話題になる(というか表沙汰になる)ことが増えてきました。
記事の概要は大学での取り組みの紹介
大阪体育大学での事例の紹介になっています。
スポーツ心理学を教える土屋裕睦教授の取り組みの紹介です。
体罰についての是非から始まり、その効果、指導法について話題は転換していきます。
「私たちコーチを育成する立場の者が、トップダウンで教えるのをやめて、学生たちと一緒に学び合い、学びほぐす」
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa1a8e679f24e1c964099d995db97136d4458923
理想的にはこうあって欲しいと思います
教員経験者としての視点
私個人の部活動に対する考え方は、そりゃあったほうがいいけれど持続可能な方法でなければ無理、という感じです。
現状では、教員の働き方についての問題点が議論されるようになり、部活動については地域移行も論じられるようになりました。実際にはうまくいきそうにありませんが‥(部活の地域移行期間「3年」見直し 自治体が「受け皿」不足訴え12/27記事)。
そもそも、現状の教員には教科指導とクラス運営だけでも回しきれていないことも少なくありません。
その上で部活動という別の集団も見なければならないということになると、負担は倍増してしまいます。
初任者の時に42連勤→1休み→75連勤→夏休み(肺炎)も経験しました。外科手術して間もない頃に走り回る系の審判をお願いされたこともありました(断りましたが)。
体罰は絶対にダメですが、上述の理想的な指導(生徒たちと一緒に学び合い、学びほぐす)ができる余裕がそもそも無いと感じています。
子どもたちのためにも、しっかりお金をかけて対応して欲しいと思います。
現実的に指導者が確保できる、受け皿のクラブチーム等が整備される、教員への残業代が支給される‥など様々な方向性(是非はともかく)が議論されていると思いますが、人もお金も無い袖は振れないというところで止まってしまっているようにも見受けられます。
おわりに
Twitterでも度々巻き起こる部活動の是非の論争。
国や地方自治体などの行政側からもどのように着地点を設定するのか、今後の展開にも注目です
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