元記事はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20240801-OYT1T50280/
SNS上で既に話題になっていますが、いよいよ定員割れという事態が現実味を帯びてきてしまいました。
記事の概要
中学・高校の国語の教員の採用予定数が55人であるにも関わらず、そもそも出願の時点で27人で下回ってしまった、ことに端を発します。
なお、この国語ばかりに目が言ってしまいますが、記事内では英語の志願者数も採用予定数40人に対して、志願者数が2人少ない38人であったことが記載されています。
もちろん、このままだと採用予定人数を確保できないということで、11月下旬に、初実施となる秋選考を予定しているようです。
考察
そもそも、出願の時点ということは、これから選考が行われるということです。
選考が行われるとなると、不適格な方は当然不合格となってしまうわけで、現状の志願者数よりもさらに人数が減ってしまう可能性もあります。
なお、記事内に記載がある秋選考ですが、こちらの実施要項は9月上旬に公開されるようです。もちろん、現在行われている本選考に不合格となってしまった方も再応募が可能になってしまうので、教育委員会的に一度「アウト」の判定になって人が教育現場に紛れ込んでしまう可能性もあるわけです。
眼の前にすぐ起こりそうなことを述べましたが、もちろん、講師確保の問題も解決からは遠ざかってしまいそうです。
休職者や産休代替などの講師の存在は重要であるにも関わらず、正規採用の人数がそもそも揃わないのであれば、講師の確保も困難を極めるでしょう。そうなると、現場の先生方が空いた穴を埋めるために更に働くことになってしまい、悪循環に陥ってしまいます。
当然、その不利益を被ってしまうのは他でもない子どもたちです。
ネット上の反応
いくつかご紹介します
同じような感想をもっている方が一定数いらっしゃいそうです。
ということで、そもそものお話です。
魅力発信とか、採用試験を複数回行うとか、前倒しするとか、秋選考を実施するとか、そういう小手先の対策ではダメなんですよね。
おわりに
今までは倍率が低くなってきた‥というところで踏みとどまっていたような気がしますが、ここに来てついに定員割れという自治体が出てきてしまいました。
これは新潟県が無策だったからだけとはとても思えません。
今後、日本の教育はどのようになってしまうのでしょうか。
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